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匿名・不特定多数による内情暴露日記

社員の誰かがこっそりスマイルブームの日常を公開。こんなの書いたのは誰だ!? それは匿名! いつでも内部告発ができる夢のシステムで運営中。


内情暴露日記

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 スマイルブームでは小学生・中学生の皆さんの会社見学を受け付けています(前回のようす)。
 去る5月28日、私たちがお迎えしたのは秋田県能代市立能代第一中学校のみなさんでした。

 ためしに検索してみたところ、JRを2回乗り継いで10時間の道のりと判明したのですが、能代第一中学校のみなさんはサイコロの旅でもしていたのでしょうか。そういえば水曜日のことでしたし。

 当然ですがそういうことではなく、修学旅行に職業体験の日程が組み込まれていて、選択肢のひとつに当社があったというしくみでした。
 美の国(公式)から試される大地(公式)へ。あたかもチンギス・ハーンあるいはケンシロウのようなスケールのある旅に出た彼らを待っていたのは血も凍る「ゲームを作る仕事について / プログラム開発体験」という過酷な修行でした(普通)。

 パパッとプログラムを入力して、サッと結果が見える環境といえば弊社の人気商品『プチコンmkII』! やったことある人はちょっと手をあげてみよう? あーいなかった? うん大丈夫大丈夫これからやるならその方が新鮮でいいよネ! 3DS版『プチコン3号』ももうすぐ出るよ(宣伝)
 という流れるようなムーブで、プログラムコードを打つ感覚、その結果をリアルタイムで確認する楽しみを実践してもらいました。

 基本的には事前に用意したテキストをもとに入力してもらったのですが、カンのよく好奇心旺盛な人は「ココを変えればこう変わるのでは……?」と改造したりすかさずエラーも出たり。でもトライアンドエラーOK! こういうのがプログラムの面白さ! 3DS版『プチコン3号』ももうすぐ出るよ(宣伝)

 良い修学旅行のお土産になったでしょうか。会社見学の受付はこちらまで。


「今度は普通に使って恥ずかしくないデザインにしよう」
「その手があったか!」
 そんな過激なパラダイムシフトのもと、私たちはスマイルブーム公式グッズを一新することにしたのです。着こなしに悩むデザインにしてしまった前のグッズもだいたい在庫がつきてしまったことですし。


 やった! 今度は普通に使ってもなんとかなりそうなやつだ!
 このエコバッグは、きたるTGS(東京ゲームショウ)2014会場でもいわゆるプレスキット(チラシとか)を入れる袋としてプレスの皆さまにも配布される予定です。
 写真では見えにくいかもしれませんが、フキダシの中に書いてあるのは「The quick brown fox jumps over the lazy dog.」 デザインの世界では「英語を入れるスペースに一時的に置いておくダミー」として使われる文章です。これをもっともらしく書き込むことにより、世界でも類を見ないほど何のメッセージ性もないエコバッグになりました。

 さらにTシャツも4パターン×平均3色=12バージョンというユ●ク●ばりの多色展開のニューデザインをご披露いたします。私たちはどうかしていたとしか思えません。

 まず1パターン目は、SmileBASICこと『プチコン3号』のコンソール起動画面をデザイン化した、そういう意味では謎のTシャツです。
 これが「英語ならなんとなくおしゃれ」というquick brown fox思想にもとづくことは否定しきれませんが、英文に意味がちゃんとある分まだましと言えるのではないでしょうか。バックプリントには「OK RUN」と書いてあり、まるでOK Goを思わせるかもしれませんがこれはSmileBASICからの引用で実行コマンドなのだとは声を大にして行っておこうと思います。

 こちらはドット絵を思わせるというか例によってプチコン3号の画像リソースをおくめんもなく使ったものです。シルクスクリーン印刷の都合上あんまり何色も使えないという懐事情と、そこに「むかしスプライトキャラに1色しか使えなかったころの雰囲気が出てむしろいいのでは」と言い放ったあたりが主なおくめんのなさです。

 そしてこのプリントでは例のスマイルブームのシンボルが、フックに吊るされている……? いや、それともこれはフックではなくスマイルブームロゴの「S」の字……!? 別にそこはどうだっていいのでは……!!

 最後になるこのTシャツは、例のマークが「ワルの魅力」を存分に発揮しています。付け加えるなら、左ハンドルです!
 このバージョンは1カラーのみというレア物となっており、入手できた方はラッキーと言えるでしょう。そもそもスタッフTであり配布予定はないのですが。

 これらが当然ながらスタッフ全員に行き渡り当然のようになんぼか余った分は、「いずれ役に立つことがあるでしょう」というRPGの村人のセリフみたいな理由により段ボールで保管されています。お楽しみに!(なにが?)

 そういえば、この段ボールの中にはまだもう1種類、スマイルブームマークが印刷された、気になる小物が入っていたのですが……。これは一体!?


 炎のように熱く燃え上がった(感想には個人差があります)TGS、東京ゲームショウ2014が終わり、いま私たちは北海道は札幌に戻ってきました。これが、寒さ……。


 画像は初めてTGSに触れてそのスケールに呆然とする新入社員です。
 この広大な幕張メッセの中でもかなりバーンとしたスペースをもつXperia(ソニーモバイルコミュニケーションズ)ブースでは、「XPERIA×FINAL FANTASY コラボプロジェクト」の展示があり、そこには当社開発の『ファイナルファンタジー ワールドワイドワーズ』の姿が!

 一面を埋め尽くす『ワールドワイドワーズ』と一面を埋め尽くすセクシーなコンパニオンさん……! この光景に「こんなに立派になって……」と開発スタッフが目頭を押さえる一幕もあったかもしれません(なかったかもしれません)。
 さらにスクウェア・エニックスブースでは21日、この『ワールドワイドワーズ』と『ファイナルファンタジーVII Gバイク』のクリエイタートークイベント(イベント動画)もありましたよ。開発スタッフも滂沱の涙を禁じえなかったかもしれません(えたかもしれません)。


 一方、かなりこじんまりとした雰囲気の当社スマイルブームブースですが(画像面積のうち約6分の1が当社ブースとなります)、世界初になる『プチコン3号』試遊もあってかかなりの盛況となりました。毎度ありがとうございます。
 ゲームショー名物、プレスキット(チラシとか)も今年は真面目に作ったリーフレット、真面目に作ったUSBメモリデジタルカタログ、真面目に作ったノベルティグッズ(Tシャツ)、それらを入れて持ち運べる真面目に作ったエコバッグと、「真面目」がゲシュタルト崩壊しかねない内容でご好評いただきました。最初からこうするべきだったのでは。
 中にはこういったものも忍ばせてありましたが、ノベルティグッズです。


 スマイルブームでは小学生・中学生の皆さんの会社見学を受け付けています。以前の記事からコピー&ペーストしましたが、本当に受け付けているのです。
 そしてまたしても秋田県がわれわれの前に立ちはだかりました(立ちはだかってはいません)。

 昨年お越しいただいた(当時のようす)記憶も新しい、秋田県能代市立能代第一中学校から、職場体験のみなさんです。
 もちろん「北海道まで出張」というハードな職場体験をされているわけではなく、修学旅行の1行程です。能代第一中学校のみなさん、北海道はいかがでしたか? 時計台はどう? 大泉洋さん見た?(間違った北海道観)

 ともかく職場体験。
 ゲーム作りとは何か? プログラムとは何ぞや? そんな重要な命題をことばで伝えるのは簡単ではありませんし、かといって「ちょっとそこのリポジトリ1つ前に戻してエラー箇所チェックしたらついでにバグ修正しといて」と中学生にふるのも倫理的にどうかと思われます。
 そこで、私たちの知るかぎりそうとう手ごろなプログラム環境を使って、初歩のプログラミングを実習してもらうことにしました。つつみ隠さず言えば、ニンテンドー3DSダウンロードウェア『プチコン3号』のことですが。自社製品です! 宣伝ではありません!

 「PRINT 10*10+23↵」って押すと「123」って出るよ。うーん面白いねえ、から始めたときは中学生のハートをつかみそこねたかと思いましたが(順当)、「TALK"おはようございます"↵」で「オハヨウゴザイマス」と3DSがロボっぽくしゃべった時にひと笑いもらえたのでセーフでしょうか。

 画面にイチゴの絵を出すプログラムを実際に打ってみて、そこからちょっとずつ拡張してタッチで画面に線を引く、色替えボタンを付けてみる、消しゴム機能……と進む予定でしたが、時間のつごうで実習は消しゴムの手前まで。
 なかなか予定のスケジュール通りにはいかないものだ、ということまで伝える職場体験になったようです。予定外にも。
 時間との戦いもあるいは仕事の一部と言えるかもしれません。我々も心を鬼にしてタイピングを強いたものです(写真は休憩時間に食べたお菓子類)。

 まるで以前の記事からのコピー&ペーストのようですが、良い修学旅行のお土産になったでしょうか。会社見学の受付はこちらまで。


 エンタテインメントコンピューティング2015(EC2015)をご存じでしょうか。
 「情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会」様主催の、ここから誤解をおそれずひらたく言いますが、娯楽とテクノロジーの研究発表会です。今年で13回目という由緒ある学会なのです。
 今年は初の札幌開催。エンタメとコンピューターと聞いては黙っていられない私たちもスポンサードしていますが、その内容は私たちに似合わないほどまじめです。日本各地の大学や専門学校、企業が集って、技術とエンタメを結びつけて世の中をちょっと良くする研究がここで発表されました。

 たぶん世の中の「学会!」というイメージに近い発表や講演もありますが、やはり全面的に一般公開されているデモ展示など親しみやすいでしょう。参加研究者みなさんの研究成果に実際にふれて体験できるスペースです。

 いくつか簡単に(本当にかなり簡単に)紹介してみると……


  • 鼻の温度を測って「乗り物酔い」を見つけるデバイス

  • トイレでお小水の色がLEDライトで確認できるシステム(病気の早期発見のためのまじめな研究です)

  • ロボットをわざとヨロヨロさせる事で親しみをもたせる研究

  • インタラクティブ絵本を直感的な漫符(汗とかハートとか)で操作するユーザーインターフェース

  • 「歩きスマホ」の事故を減らすためのカメラ映像のオーバーレイ実験


 ……等々、はっきり言って全部面白いです。
 発表を2分30秒で高速紹介するムービーはこちら。気になった発表は論文をダウンロードしてはいかがでしょう。そこは論文、書き方は難しいかもしれませんが興味があると意外に読めるものです。

 EC2015についての紹介は以上で、もうこの先はおまけですが私たちも研究発表をしています。
 その名も「ゲーミフィケーションを利用した多人数参加型実世界指向インフォーマルコミュニケーション支援システム」と言い、たぶんいま読み飛ばされたと思いますが、ひらたく言いなおすのでご安心ください。
 たとえばまさに学会なんかそうですが、おおぜい初対面の人どうしが顔を合わせる場があります。新入学したてのゼミや、パーティーなんかもそうですよね。こういうのはよほど世慣れてないと積極的に話かけづらく気まずいもの。そこでちょっとしたゲーム要素を取り入れて、「おおぜいとつながるほど高ポイント」「連絡先が自然に交換できる」「話題を提供する」といった機能のスマホアプリを作ってみるという実験です。

 実際に小樽商科大学の新入生に試してもらった結果は? ぜひ論文(pdfファイル)をごらんください。

 さらにデモスペースではもう1ブース、技術デモと天売島の観光促進をかねた(だいたい本当です)『バーチャル天売島』を展示していました。
 これはヘッドマウントディスプレイ『Oculus Rift』を使って、全方位3D空間を構築したもの。北海道地図株式会社様、天売島おらが島活性化会議様の協力(本当)によってリアルな天売島の上空を飛行するウトウ(鳥)の視界が楽しめます。

 なお、そこはゲーム開発もやっております当社なので、ウトウのヒナとなって時速60kmでエサを運ぶ親鳥をキャッチする(?)ミニゲームも。〈ウトウの子育て〉は有名ですし本当に時速60kmで飛ぶ鳥ですが、たぶんこういうことじゃないと思います。実際にプレイした方々からは、「猛スピードでぶつかってくるのですごい迫力」と評判でした。くり返しますがウトウの子育てはそういうことじゃないはずです。

 スマイルブームの発表は以上ですが、ほかにも会場をジャックした体験型ゲーム『Organized Game 2015』の技術協力もさせていただいております。ゲームの模様はこちらの当日のツイッターまとめが詳しいです。
 EC2015の3日目には、小学生を対象にしたプログラミングのワークショップもやっているのですが、それについては別の記事で。


 当社のホームページで参加募集していたのでお気づきの方もいるかもしれません。去る9月27日にプログラミングのワークショップを開催していました。
 EC2015の日曜日イベントとして、小学生対象(保護者同伴)で、お子さんに親しまれているニンテンドー3DSを使ってプログラム体験をしてもらうという催しです。
 具体的には、当社の『プチコン3号』を3DSにダウンロード。もうこの時点でプログラム環境が整ったと言って過言ではないのですが、それだけでは不親切なのでワークショップの始まりとなります。

 事前登録のワク一杯まで参加いただいた会場は大盛況。

 全員に目が届かないのでは? という不安もあるかもしれませんが、有能なサポートスタッフ(北海道大学 情報科学研究室のEC2015スタッフのみなさんです)が会場を巡回しているのでご安心ください。

 配布されているのは、さすがに限られた時間ではここまでたどり着けないだろう……というところまで書いてあるテキスト。家に帰ってからもワークショップです。
 その分、最初につまづかないよう基礎をきっちりレクチャーしています。
 「『は』じゃなくて『ば』ってどう打つの?」
 「それはここにあるSHIFTキーを押すんだよ。別にいいけどキミそれ『ばか』って打とうとしてはいないかね」
 といった具合に(本当)キー入力から、簡単なコマンドで入力→結果のコール&レスポンスが出てくるまで、あと変なことになったらとりあえずこのコマンドを入れればなんとかなるよ!(なかったことになるよ!)という魔法の呪文。そういったことを基礎としておぼえた上で、実際にプログラムを打ち込んでいただきます。
 俗に「写経」と言ったりしますが、プログラムの例文(コード)をその通りに入力する作業。おじさん達(※プログラマー)も最初はこういうことから始めたのだよ……とは言いませんでしたが、実際そういうものです。
 あたりまえと言えばあたりまえですが、「正しいコードを打ち込むとプログラムが動く」というもの。自分の手で打ち込んだ結果がダイレクトにごほうびになるという体験をしていただきました。

 テキストはこちらからダウンロードできます。ニンテンドー3DSと『プチコン3号』をお持ちなら誰でも実践できるので、興味がおありの方はぜひご覧ください。


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