本日7月11日は『iPhone』の発売日。
新しもの好きなスマイルブームなので誰も彼もが買うこのあいだの嵐のような事態の再来かと思いきや、意外にキャリアやタイミングの問題で買うのはたった1人。こんな小規模オフィスでわれもわれもと買う状況の方が常識的には意外なのかもしれませんが。
とにかくiPhoneの行方はその1名にゆだねられました。
なにしろ前評判が評判を呼び、都心では3日前から並ぶ猛者もいるという製品。はたしてスマイルブームは如何にすべきか?
会社のすぐそばで入荷数も多そうなヨドバシカメラ内のソフトバンクショップに並ぶか、はたまた郊外の「できるだけ誰も並んでなさそうな場所」を狙うか。私たちが勝算が高いとにらんだのは後者でした。
すかさずソフトバンクのWebサイトにアクセスして、各地のショップ住所を検索するスタッフ。まるでCTU(テロ対策ユニット)なみの機動力です。
「この場所……××(iPhoneを買う当のスタッフ)の家から近い! つまり、ここは田舎だ! 人がいないはず!」
しかしそこに異をとなえるのは、その町に住んでいるスタッフです。
「心外です! むしろ近年新興住宅地として注目され、続々と開発が進むホットな地域と言っていただきたい!」
「でも……この住所Googleマップで見たら、いちめん原野なんですけど……」
「あれ!?」
ちなみにその後当のスタッフが確認に行ったところ、航空写真は古い画像で現在はちゃんと広々としたショッピングセンターが建っていることが判明しました。
(※さっきの地図へのリンクもそのうちアップデートされると思います)
さて、時は流れて11日当日。
朝6時から行ってみるものの、あんまり誰もいないので帰るスタッフ。
その後9時ごろにもう一度行ってみたものの、やっぱり誰もいない店頭。
「もしかして今日まだ木曜でしたっけ?」というメールが届いたのが印象的でした。
その後ますます強まる雨足の中、やっと2人目が来た! と思ったら店員さんだったそうです。
そしてショップ開店の10時。
ここで明かされる衝撃の真実。このショップでは初日3台しか入荷しないそうです! さすが原野!(いいがかりです) とりあえず朝早くから並んでいたのはむだではなかったことになるので、よかったんじゃないでしょうか。
正午の販売スタートとともに、無事購入。
その後、iPhoneはスタッフ達の指紋でべたべたになりました。
本人は出社中に電車の中でいじった操作感にことのほか満足だったらしく、菩薩のような笑みを浮かべていましたとさ。