それは企画会議の最中のこと。
登場させるキャラクターについてブレインストーミングが続いていました。
そんな中、社長(おどろくべきことかもしれませんが、こんなわが社にも社長がいます)があるキャラクター案について一言。
「これ、ラピュタのロボットに似てない?」
名作アニメ映画『天空の城ラピュタ』に登場する「ロボット兵」のことなのは言うまでもありませんが、その発言のとたん猛烈にまきおこるブーイング。だって言うほど似てないんですもの。
まだ秘密のアイデアなので読者のみなさんにお見せできないのが残念ですが、似てないですよあれは。むしろ似てると言ってしまってはロボット兵に対するブジョクです!
「ラピュタにいたってこういうやつ。腕がこうジャバラになって……」
「腕はジャバラだけど、似てねー!」
「腕がジャバラならなんでもラピュタすか!」
キレる若者たち。実は若者というほど若くはない社員たち。
「だってラピュタのロボットってこんなんだぞ、見ろ!」
やおらメモ用紙にスケッチをはじめる社長。キャラクターデザインではならした男です。その画力がいま発揮される!