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2008年9月

2008年9月

 どこの職場でも、なぜここにこんなものが? という場違いな品が置いてあることは多かれ少なかれ珍しいことではありません。
 たとえば飲み物についてきたボトルキャップフィギュアにはじまり、本人にしか資料的価値のない資料、机の整理のために私物として持ち込んだ小物などなど。

 それにしてもスマイルブームの場合、なぜここにこんなものが? という場違い感はしばしばただごとではありません。


 私は探偵である。
 本名は探田偵介48歳、もちろん探偵事務所には勤めていない。気さくに探偵と呼んでほしい。

 賢明な諸君はスマイルブームがGamefest Japan 2008に参加するという噂に気付いていることだろう。
 スマイルブームがGamefestで何をする気なのか……まさか何かの電撃発表があるのか。それとも人の発表を見たいだけなのか。スマイルブーム社員達は固く口を閉ざしているが、幾重にも張られた謎のベールに切り込むのも探偵の仕事である。

 探偵は彼らのブレインストーミングの場をひそかにおさえ、その発言の多くを入手した。以下はその記録である。

Gamefestでこんな発表はイヤだ


 既報のとおり、Windows用オリジナルゲーム作成ソフト、ツクールシリーズ最新作『アクションゲームツクール』が12月12日に発売になります。
 クレジットをよくごらんになった方はお気づきでしょう。そうです、このソフトは私たちスマイルブームが開発にたずさわっています!

 ソフトの詳しい内容については、株式会社エンターブレイン様のWebサイトをごらんください。
 こんなわりとゆるいサイトと違って、かなりちゃんとした情報が得られることうけあいです。

 しかしこのためにわざわざスマイルブーム.comを訪問してくれた皆様にこれだけでお帰りいただくのもしのびありません。
 そこで私たちは、今回の発表を記念して特別プレゼントを実施します!


 まあ、ここ最近おなじみのアイロンプリントものなんですが。
(デザインは変更になる可能性があります)


 業務内容が突然あきらかになりましたが、仕事そのものは前からずっとやっているので突然変化があるわけでもありません。

 今日もいつもどおり花畑牧場ショップの行列はいつまで続くのだろうとか思いながら、駅前を通り過ぎて通勤します。

 生キャラメルを食べたことはありませんが、今日のシャッフル曲。


 スマイルブーム的に重大な発表があったGamefest Japan 2008も終わり数日がたちました。
 この発表の日の夜、参加者がつどう懇親会というものがひそかに催されていたのです。

 クリエイター、ユーザー、パブリッシャーらが一同に会し歓談するお酒の席……なんてファンタスティックな大人の世界でしょうか。
 そこでどんな重大な話し合いがもたれたのかは、持ち帰った当日のコースター等からお察しください。

 写真右の2つ描かれたうちやたらとうまい方は、残念ながらスマイルブームではなく某社のとてもえらい人が描かれたそうです。


 コンビニのPOSシステムは無情なもので、「売れない」と判断された商品はあっさりと店頭から姿を消してしまいます。

 出社前に会社のそばのコンビニでよく買っていた種類の麦茶が入荷しなくなってしまったので、会社からちょっと離れたコンビニで買うようになりました。
 この調子でどこでも扱われなくなっては困るので何本もまとめ買いしようかと思いましたが、よく考えたら飲む量は一緒なのでカウント数には変化がありません。

 値段を考えればスーパーで安売りを買いだめしておいて家から持って行くのがいちばんですが、持ち歩く重さと冷やしておく手間を考えると結局コンビニになります。

 麦茶を飲みつつ今日のシャッフル曲。


「ニュースサイトで記事になって、こうスマイルブームの知名度がぐっと上がったりしませんかねえ」
「しないだろうねえ」★1
 そんなわけでゲーム開発者カンファレンスCEDEC 2008に講師として参加したスマイルブームですが、無事にセッションを終えて今日もいつも通りに仕事をしています。


 まあ写真のようなド肝を抜くスライドショーを使ったセッションはなかなか記事になりにくいのかもしれません。
 ちがうんです、最初はちゃんとPowerPointを使ってまじめなスライドショーを作っていたんです! デキるプレゼン術をお見せするはずだったのです! 最終的に「こっちの方がおもしろい」という理由で手書きになっただけなのです! それもどうかとは思いますが。


 ゲーム開発者カンファレンスCEDEC 2008で大暴れ。むらがる開発者をちぎっては投げちぎっては投げ、と武勇伝をここでいくら語ったところで、これといってゲーム系ニュースサイトで記事になっているわけでもなく★1、本当はスピーチ原稿が思いつかなくて当日すっぽかしたんじゃないの? と言われてもなかなか反証がありません。
 そこで、ちゃんと講演者として会場入りしたことを示す証拠をご用意しました。

 これでなにかの証拠に本当になっているんでしょうか。


 8ビット機全盛期、ほんの2、3年(もっと短いかもしれない)の間、「パソコンでマンガっぽい絵を描く」ということがちょっとしたブームだったことがある。
 今だってそうだって? いやいや今PhotoshopやComicStudioで描くようなたぐいのものじゃない。かといって3Dのレンダリングとかでもない。
 使用ツールは? と聞かれれば、たいていの場合「特にない」としか言いようがない。あえて言うならBASIC言語、それも各機種専用の、そのマシンでしか動かないやつだ。
 画像形式は? なんて聞かれたらどう答えればいんだろう。やっぱりBASIC言語、それも各機種専用の。

 いったいあのとき何が起こっていたのだろう。いや、もっと言えば何を考えていたのだろう。


 気分を変えていつもと違う道を通って通勤してみました。

 知らなかった店があったり発見があって面白かったんですが、ふだん通り道のコンビニで買っていく弁当を買っていないことに後から気付きました。

 慣れないことをすると、こうです。

 慣れたもので今日のシャッフル曲。


2008年9月

交信なう