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2010年9月

2010年9月

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 CEDEC2010で沸いた3日間も終わりました。某セッションで受けたイメージだよりの想像ですが、怪物の跋扈する魔都と化した横浜の街もふたたびかつての静寂を取り戻した頃だと思われます。

 私たちスマイルブームのスタッフも幸運にも誰ひとり犠牲を出すことなく、無事に札幌に帰ってまいりました。
 しかし戦いはまだ終わりません。会期中お世話になったみなさんへのお礼、ご連絡、そしてオフィスにあふれる報告書、山と積まれた名刺。これが一万円札であれば欲にまみれた笑顔で紙吹雪のように宙に放り上げる場面なのですが、名刺なので一枚一枚きちんと整理します。
 そんなあわただしい中のご報告になりますが、予定されていた4つのセッションとも無事終えることができました。聴講していただいたみなさん、ご協力いただいたみなさん、どうもありがとうございます。

 一部のセッションの様子はこちらのレポートからご覧になれます。

 講演者的には緊張のあまりまるまんま言い忘れた部分があったり、ノリで意図せぬ方向に話が転がっちゃったり、後から思えばやっておくべきだったことがあったりと、まだ話足りないところもある模様。
 その補足は追ってこのブログマガジンで記事にする予定ですので、よろしければのんびりとお待ちください。


 「札幌テクノパーク」といえば市型先端技術企業の集積により、技術革新と発展する情報化社会をリードすることでおなじみですが(テクノパーク協議会Webサイトより引用)、そんな札幌は厚別区と周辺におすまいの皆様(微妙にせまい)におしらせです。

 きたる9月11日(土)にテクノパークの札幌エレクトロニクスセンターにて、「テクノパークフェスタ2010」が開催されます。
 先だってCEDEC関連の告知があいついだ後だとこちらも技術系カンファレンスか何かのように見えそうですが、端的に言って夏祭りです(参考:チラシのPDFファイル)。

 さて、無事ホワイトベリーの名曲を思い出された(ジッタリンジンでないのは、地方色を出すためです)後は告知ですが、このフェスにおきまして当社の『3D Infinity』の試遊コーナーが設置されることになりました。だいたい午後以降(アバウト)、もよりの方はぜひお立ち寄りください。

テクノパークフェスタ2010
  • 日時:9月11日(土)10~16時
  • 場所:札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1-10
       札幌市エレクトロニクスセンター

 
 


 私は探偵である。
 本名は探田偵介48歳、すでにブリジット・ジョーンズが誰のことだったか忘れかけている。気さくに探偵と呼んでほしい。

 諸君はCEDEC2010をご存じだろうか。ここ数日世間をにぎわせた謎の技術系カンファレンスである。
 この場所には何かがある……探偵のカンがそう告げた。まあ技術系カンファレンスなんだから普通何かはあるだろう。
 しかし問題はスマイルブームのスタッフが講演に参加したセッションがあるということだ。講演の模様の一部はネットや各種メディアで報じられたが、探偵にはこれで事件が解決したとは思えなかった。

 この写真をごらんいただこう。この寒村に伝わる邪教のような異様な状況ひとつ見てもただごとではない(※注:セッション「『ゲームを作ってみたい』と思うだけの人から『ゲームを作った』人になるための作戦」中の必要に応じたものであり、決していかがわしい状況ではありません)。

 彼らはまだ全てを話したわけではない……語られざる真実をあばくのも探偵の使命である。

CEDECの反省点や語りきれなかったことを聞こう


 先月末からこのあいだまで、やけにイベントが多かったのでこんがらがった読者の方も多いのではないでしょうか。少なくとも私はそうです。

 簡単にまとめてみると、いちばんメディア注目度が高かったのは8/31~9/2のCEDEC2010でしょうか。以下の記事から当社のレポートや、もっときちんとした他社のレポートが確認できます。

 最初は高かった記事のテンションが、実際に講演をやって以降下がっていくのがおもしろいですね。

 おなじく横浜では8/25~27にTech・Ed Japan 2010も開催されています。

 具体的にどうなったのかはXNA Creaters Club Online様のレポート記事に詳しいでしょう。

 そして『3D Infinity』といえば、さる9/11に開催されたテクノパークフェスタ2010も記憶に新しいところです。

 フェス当日、なぜかXbox360を持って会場入りしたスタッフが撮ってきた写真をもってレポートに代えさせていただきます。


 この連載もアドベンチャーゲーム、ロールプレイングゲーム、アクションゲームといろいろなジャンルについて書いてきた。この流れから言えば、昔のシミュレーションゲーム(SLG)事情の話もすべきかもしれない。
 かもしれないけど、そう思ってふり返るに僕のゲーム歴からSLGがぽっかり抜け落ちていることに気付く。あ、あれ!? こんなにもSLGやってなかったっけ? おかしいなあ、ゲームの食わず嫌いはしないタイプでいたつもりなんだけどなあ。

 当時、1980年代はSLGの歴史においても大きな転換点であった。と、聞きかじりの知識で書いています。しかたないじゃないかその歴史に参加してなかったんだから。なんだか数多くの名作SLGが生まれていたとかいう話は聞いているが、その程度なのが聞きかじりの限界。
 そこで今回は個人的な知り合いでシミュレーションゲームマニアのEさんに、飲みに行ったついでに僕の知識の追いついていない部分を教えてもらった(本稿中のシミュレーションゲーム知識に間違いがあるとしたら、それはEさんのミスではなくほろ酔い気分でメモ書きしていた僕の誤りや、会話を再構成する過程での僕自身の取材ミスである)。
 突然の新しい登場人物に読者のみなさんは戸惑うかもしれないが、簡単に紹介するとEさんはこの連載の例にもれず30代後半。物知りで話上手なので「山田五郎さんとか伊集院光さんの系統」とほめたらなぜか怒られた。映像畑の人で、スマイルブーム社の誰とも面識はない。……今さらだけど、変な連載。


 iPodをはじめ携帯音楽プレイヤーは、たいてい再生中の曲のジャケット画像が表示されます。

 中には食事中に見たくはない写真や、人に見られるとセクハラ的に問題のある画像がジャケットに使われていることがあります。
 このジャケット画像を消してしまうのも損した気がしますが、うかつに人前で使えないのも困ったものです。

 この間買った曲の場合は、人に見せても恥ずかしくはないジャケットでしたが、どういう事情があったのか32×32ドットぐらいの画像をせいいっぱい拡大したようなボロボロの画像でした。

 これはこれで扱いに困ります。

 では扱いに困らずにすんだ今日のシャッフル曲。


 わたしたちスマイルブームからもついにスタッフが単身渡米し、それと1週間ほど後に帰ってきました(ただの観光)。

 となればあとは気になるのはおみやげの事です。それ以外はおおむねどうでもいいと言っても良いでしょう。
 そんな獲物をねらうハゲタカの群れのようなスタッフたちの前に突きつけられたものは、こんな置き物でした。

 札幌を本拠とするわれわれにとってある意味非常に見おぼえのあるおみやげですが、実際にはオレゴンみやげだそうです。もっともなぜオレゴン観光なのかといえば「ポートランド国際空港を通過するため」「ステイ先になる友達の実家がオレゴンだった」「特にありません」といった消極的な理由ばかりで、このおみやげについても要領を得ません。
(※スマイルブームは札幌の姉妹都市ポートランド市のあるオレゴン州を応援しています)

 軽く調べてみたところ、このクマは「熊出没注意」でおなじみのヒグマではもちろんなく、アメリカグマUrsus americanusであって、抱えているのもシャケではなくカワマスEastern Brook Troutらしいです。

 そう考えると、これはこれでアメリカのみやげ品として大きなバリューがあるような気もしてきました。裏返すと「MADE IN CHINA」と書いてあることに目をつぶればますますです。

 ちなみに「ジ・オレゴン・ベーコン・バー」と書かれたチョコバーも一緒にくばられましたが、なかなか食べる勇気がわきません。


2010年9月

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