以前におつたえした、「文化庁メディア芸術祭 京都展」のスマイルブームの出番はぶじとどこおりなく終了いたしました。
もっとも「ぶじとどこおりなく」というには予定講演時間の最後のあたりで相当ばたばたしてしまった印象はいなめません。
「メディアで芸術とくればおそらく美大系のデジタル若人が中心であろう」といういまにして思えば安易というかそのまんまな思い込み、あるいは施設を借りている時間と講演終了時間の間がかなりリアリティのある数字だった事実などに理由を求めることもできますが、つまるところばたばたしてしまい申し訳ありませんでした。
予想に反して難しい漢字にまだ慣れていないお子さんにも大勢来ていただいたのに、悪いおとなの見本を見せてしまってごめんなさい。
ばたばたしていたその様子はおそろしいことにUstream.tvの番組録画からそっくりふりかえることができてしまいますが、むやみとライブ感あふれる映像の中で時おり聞こえる楽しそうな「できたー!」「おお~(どよめき)」の歓声が私たちの心のなぐさめです。
まじめなことも言えば、何も知らないままに数行ずつBASICプログラムを打ち込んで、RUN(実行)してダイレクトに結果が出てくるおどろき、わからないなりにプログラムを書き換えて仕組みを理解するよろこび、すなわち「できたー!」「おお~」は私たち(のうち主にアラフォー世代)もかつて少年時代に経験したこと。こういうことがきっかけで現在の私たちがあるのです。
このワークショップでプログラムの楽しさにふれていただけたなら、これにまさる感慨はありません。
当日使われたプリントはこちらからダウンロードできます(PDF形式・2.1MB)。
BASICを使ったイージープログラムに興味がおありの方や、ご都合がつかずに参加できなかった『プチコン』ユーザーの皆様は、ぜひプリントと動画を見ながらプログラミングに挑戦してみてください。
この場合動画が終わっても、プリントをもとにプログラムを続ける時間はたっぷりあるはずです。