ハードカバーの小説というのがあります。
本としてはちょっと大きめで、造本がしっかりとして文字通り硬い本。
人気作家であれば小説はまずハードカバーで出版されて、しばらくしてから廉価版のように文庫版で出版される、というパターンが多いです。
今すぐにでも読みたければハードカバー。ただし文庫版よりお値段もけっこう高い。というしくみで、売り方としてよくできているという気もします。
ただ、ハードカバーの本は物理的に重たいです。
今すぐにでも読みたいけれどハードカバーを寝ながら読むには手が疲れる、という場合けっこう困ります。ほかにも電車の中で読みづらい、単純に持ち歩くのに重い、ということも。
こんなときこそiPadで電子出版なら、と思いましたがよく考えるとiPadもハードカバーなみに重たいんでした。
そんないちおうiPadユーザーの私の、今日のシャッフル曲。
『Too Many Broken Hearts』Jason Donovan
(アルバム『Ten Good Reasons』より)
くわしくはよくしらないんですが、80年代ポップスの名曲。
プロデュースはこの手の楽曲の仕掛け人として有名な、ストック・エイトケン・ウォーターマン。
この人がプロデュースするとたいていは(当時の)ディスコ調でやたら明るく何の悩みもなさそうな曲になる気がしますが、そういう曲が求められていたという世相もあるのでしょう。
ちなみにこの曲、それから約10年後の某お笑いタレントの曲がよく似ていることでも知られていますが、こっそりやるにはあまりにも有名な曲なのでパクリとかいうよりはオマージュか、うっかりの部類だろうと私は思います。