MML by ノトホホ
「MML」とは「Music Macro Language」の略。マイコン少年ならPLAY文やMUSIC文で憶えている人も多いかもしれないね。カンタンに言えば、コンピューターで音楽の譜面を表わす記法というところ。
残念ながらプチコンには付属していないこの機能だけど、プチコンのBEEP命令を使ってMMLを再現したツワモノがいるぞ。
プログラムをRUNしてみると、自動的に音楽が再生されるだろう。この音楽が実はプログラム内で「MML形式で」書かれているのだ（26～34行目）。もちろんこの部分を書き換えればオリジナルの楽曲も鳴らせるぞ。
ノトホホ
CHECK POiNT 
MMLといえば、「ドレミ」を「CDE」と書くような構文だね。こういう単純な置き換えの他に、「@～」は音色の指定、「V～」はボリュームの指定、というように後ろに数字を書く指定もあるよ。
その下には未実装コマンドが残ってるじゃねえか、ガッデム！
ここには書いてないけど、「.」（付点）にも対応していないみたいだね。まだ未完成ってところなのかな？
うむ。ひとまず音を出すところまではできているから、あとは拡張のできるプログラマー募集、ということなんじゃろうか。
ファック！ 丸投げもいいところだぜ！
リストを順に読んでいけば、どう動作しているのかはだいたい分かるね。オリジナルプログラムにも組み込んでBGMにも使えるんじゃないかな？
プログラムリスト
- ’┌───────────────────┐
- ’│ＭＭＬ ｖ１．０ │
- ’├───────────────────┤
- ’│Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆ，Ｇ，Ａ，Ｂ，Ｃ＃―Ａ＃│
- ’│Ｌ１，Ｌ２，Ｌ４，Ｌ８，Ｌ１６，Ｌ３２│
- ’│Ｏ０―４，＜，＞，＠０―１２７ │
- ’│Ｐ０―１２７，Ｖ０―Ｖ１２７ │
- ’├───────────────────┤
- ’│ミシ゛ッソウ │
- ’│Ｔｅｍｐｏ，Ｌｏｏｐ，［］，Ｋｅｙ │
- ’└───────────────────┘
- ＶＩＳＩＢＬＥ １，１，０，０，０，０
- ＣＬＳ
- ＣＬＥＡＲ
- ＰＲＩＮＴ”┌───────────────┐”
- ＰＲＩＮＴ”│ＭＭＬ ＰＬＡＹＥＲ ｖ１．０│”
- ＰＲＩＮＴ”└───────────────┘”
- ’－－－８マテ゛（オオキイトテンホ゜オチル）
- ＭＭＬＴＲ＝８
- ＰＲＩＮＴ”１）ＭＭＬシステムショキカ”
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＭＬＲＥＳＥＴ
- ’－－－エンソウテ゛－タ
- ＠ＢＧＭ１
- ＤＡＴＡ”＠１６ＣＤＥＦＧＡＢ＜Ｃ＞”
- ＤＡＴＡ”＠１８Ｖ５０Ｐ１２７ＣＲＣＲＧＲＧＲ”
- ＤＡＴＡ”＠３０Ｐ３２ＧＦＤＢＧＦＣＡ”
- ＤＡＴＡ”＠１９Ｌ１６Ｃ＜Ｃ＞Ｃ＜Ｃ＞Ｃ＜Ｃ＞Ｃ＜Ｃ＞”
- ’－－－
- ＤＡＴＡ”＠３１Ｌ１６ＣＲＲＲＲＲＲＲＣＲＲＲＲＲＲＲ”
- ＤＡＴＡ”＠５３Ｌ１６ＲＲＲＲＣＲＲＲＲＲＲＲＣＲＲＣ”
- ＤＡＴＡ”Ｖ３０＠５４Ｌ１６ＲＣＣＣＲＣＣＣＲＣＣＣＲＣＣＲ”
- ＤＡＴＡ”＠４８Ｌ１６ＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲＣＣ”
- ’－－－
- ＰＲＩＮＴ”２）ＢＧＭテ゛－タセッテイ”
- ＲＥＳＴＯＲＥ ＠ＢＧＭ１
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＭＬＳＥＴ
- ＦＯＲ Ｔ＝０ ＴＯ ＭＭＬＴＲ－１
- ＰＲＩＮＴ ” ”；Ｔ；”：”；ＭＭＬ＄（Ｔ）
- ＮＥＸＴ
- ’┌───────┐
- ’│メインル－フ゜│
- ’└───────┘
- ＰＲＩＮＴ”３）ＢＧＭエンソウチュウ”
- ＳＴＹ＝ＣＳＲＹ
- ’ＭＬＯＯＰ＝ＦＡＬＳＥ
- ’－－－
- ＠ＬＯＯＰ
- ’ ＧＯＳＵＢ ＠ＰＵＴＳＴＡＴ
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＭＬＰＬＡＹ
- ＶＳＹＮＣ １
- ＧＯＴＯ ＠ＬＯＯＰ
- ＥＮＤ
- ’－－－トラックスウカ゛オオイトキハツカワナイコト
- ＠ＰＵＴＳＴＡＴ
- ＬＯＣＡＴＥ ０，ＳＴＹ
- ＦＯＲ Ｔ＝０ ＴＯ ＭＭＬＴＲ－１
- ＰＲＩＮＴ ” ”；Ｔ；”＝”；
- ＰＲＩＮＴ ＣＨ（Ｔ，＿ＭＩ）；” ”
- ＮＥＸＴ
- ＲＥＴＵＲＮ
- ’┌───────┐
- ’│ＭＭＬエンソウ│
- ’└───────┘
- ＠ＭＭＬＰＬＡＹ
- ＦＯＲ Ｔ＝０ ＴＯ ＭＭＬＴＲ－１
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＭＬＳＵＢ
- ＮＥＸＴ
- ＲＥＴＵＲＮ
- ’－－－１トラックコ゛トエンソウ
- ＠ＭＭＬＳＵＢ
- ＩＦ ＣＨ（Ｔ，＿ＭＳ）＝＝０ ＴＨＥＮ ＲＥＴＵＲＮ
- ’－－－ナカ゛サカクニン
- Ｌ＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＬＣ）－１
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＬＣ）＝Ｌ
- ＩＦ Ｌ＞０ ＴＨＥＮ ＲＥＴＵＲＮ
- ’－－－ノ－トマテ゛クリカエス
- ＠ＣＭＤＬＯＯＰ
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＭＬＧＥＴ
- ＩＦ Ｃ＄＝＝”” ＴＨＥＮ ＲＥＴＵＲＮ
- ’－－－コマント゛コ゛トノショリヘ
- ＩＦ Ｃ＄＝＝”Ｌ” ＴＨＥＮ ＠ＭＣＬＥＮ
- ＩＦ Ｃ＄＝＝”Ｏ” ＴＨＥＮ ＠ＭＣＯＣＴ
- ＩＦ Ｃ＄＝＝”Ｖ” ＴＨＥＮ ＠ＭＣＶＯＬ
- ＩＦ Ｃ＄＝＝”Ｐ” ＴＨＥＮ ＠ＭＣＰＡＮ
- ＩＦ Ｃ＄＝＝”＠” ＴＨＥＮ ＠ＭＣＶＣＥ
- ＩＦ Ｃ＄＝＝”Ｒ” ＴＨＥＮ ＠ＭＣＲＲ
- ＩＦ Ｃ＄＝＝”＜” ＴＨＥＮ ＠ＭＣＯＵＰ
- ＩＦ Ｃ＄＝＝”＞” ＴＨＥＮ ＠ＭＣＯＤＷ
- ’－－－オンテイセッテイ
- ＮＴ＝ＡＳＣ（Ｃ＄）－ＡＳＣ（”Ａ”）
- ＩＦ ＮＴ＜０ ＯＲ ＮＴ＞７ ＴＨＥＮ ＠ＭＣＥＲＲ
- ＮＴ＝ＭＮＯＴＥ（ＮＴ）
- ’－－－ツキ゛ハ＃カ？
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＭＬＣＨＫ
- ＩＦ Ｃ＄！＝”＃” ＴＨＥＮ ＠ＭＮＯＴＥ
- ＮＴ＝ＮＴ＋１
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＭＬＮＥＸＴ
- ’－－－
- ＠ＭＮＯＴＥ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＮ）＝ＮＴ
- ’－－－オクタ－フ゛コウリョ
- ＯＣ＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＯ）－２
- ＮＴ＝ＮＴ＋（ＯＣ＊１２）
- ’－－－オトヲナラス
- ＶＣ＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＸ）
- ＶＬ＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＶ）
- ＰＮ＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＰ）
- ＮＴ＝ＮＴ＊ＭＰＬＥＮ
- ＢＥＥＰ ＶＣ，ＮＴ，ＶＬ，ＰＮ
- ’－－－ナカ゛サヲイレテヌケル
- ＠ＭＣＲＲ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＬＣ）＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＬ）
- ＲＥＴＵＲＮ
- ’－－－エラ－
- ＠ＭＣＥＲＲ
- ＰＲＩＮＴ”オカシナＭＭＬテ゛ス（”；Ｃ＄；”）”
- ＥＮＤ
- ’－－－ナカ゛サヘンカ
- ＠ＭＣＬＥＮ
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＮＧＥＴ
- Ｉ＝＿Ｌ３２：ＩＦ Ｎ＝＝３２ ＴＨＥＮ ＠ＭＣＬＳＥＴ
- Ｉ＝＿Ｌ１６：ＩＦ Ｎ＝＝１６ ＴＨＥＮ ＠ＭＣＬＳＥＴ
- Ｉ＝＿Ｌ８：ＩＦ Ｎ＝＝８ ＴＨＥＮ ＠ＭＣＬＳＥＴ
- Ｉ＝＿Ｌ４：ＩＦ Ｎ＝＝４ ＴＨＥＮ ＠ＭＣＬＳＥＴ
- Ｉ＝＿Ｌ２：ＩＦ Ｎ＝＝２ ＴＨＥＮ ＠ＭＣＬＳＥＴ
- Ｉ＝＿Ｌ１：ＩＦ Ｎ＝＝１ ＴＨＥＮ ＠ＭＣＬＳＥＴ
- ＧＯＴＯ ＠ＭＣＥＲＲ
- ’－－－
- ＠ＭＣＬＳＥＴ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＬ）＝ＭＬＥＮ（Ｉ）
- ＧＯＴＯ ＠ＣＭＤＬＯＯＰ
- ’－－－オクタ－フ゛ヘンカ
- ＠ＭＣＯＣＴ
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＮＧＥＴ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＯ）＝Ｎ
- ＧＯＴＯ ＠ＣＭＤＬＯＯＰ
- ＠ＭＣＯＵＰ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＯ）＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＯ）＋１
- ＧＯＴＯ ＠ＣＭＤＬＯＯＰ
- ＠ＭＣＯＤＷ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＯ）＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＯ）－１
- ＧＯＴＯ ＠ＣＭＤＬＯＯＰ
- ’－－－オンリョウヘンカ
- ＠ＭＣＶＯＬ
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＮＧＥＴ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＶ）＝Ｎ
- ＧＯＴＯ ＠ＣＭＤＬＯＯＰ
- ’－－－ハ゜ンホ゜ットヘンカ
- ＠ＭＣＰＡＮ
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＮＧＥＴ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＰ）＝Ｎ
- ＧＯＴＯ ＠ＣＭＤＬＯＯＰ
- ’－－－オンショクヘンカ
- ＠ＭＣＶＣＥ
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＮＧＥＴ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＸ）＝Ｎ
- ＧＯＴＯ ＠ＣＭＤＬＯＯＰ
- ’－－－ツキ゛ノコマント゛サキヨミ
- ＠ＭＭＬＣＨＫ
- Ｉ＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＩ）
- Ｃ＄＝ＭＩＤ＄（ＭＭＬ＄（Ｔ），Ｉ，１）
- ＲＥＴＵＲＮ
- ’－－－ヨミコミイチヘンコウ
- ＠ＭＭＬＮＥＸＴ
- Ｉ＝Ｉ＋１
- ＩＦ Ｉ＞＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＳ） ＴＨＥＮ Ｉ＝０
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＩ）＝Ｉ
- ＲＥＴＵＲＮ
- ’－－－コマント゛シュトク
- ＠ＭＭＬＧＥＴ
- Ｉ＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＩ）
- ＩＦ Ｉ＝＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＳ） ＴＨＥＮ ＠ＭＣＨＫＬＯＯＰ
- ’－－－コマント゛
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＩ）＝Ｉ＋１
- Ｃ＄＝ＭＩＤ＄（ＭＭＬ＄（Ｔ），Ｉ，１）
- ＲＥＴＵＲＮ
- ’－－－キョクセ゛ンタイル－フ゜？
- ＠ＭＣＨＫＬＯＯＰ
- ＩＦ ＭＬＯＯＰ＝＝ＦＡＬＳＥ ＴＨＥＮ ＠ＭＭＬＴＥＮＤ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＩ）＝０
- ＧＯＴＯ ＠ＭＭＬＧＥＴ
- ’－－－トラックオワリ
- ＠ＭＭＬＴＥＮＤ
- Ｃ＄＝””：ＣＨ（Ｔ，＿ＭＳ）＝０
- ＲＥＴＵＲＮ
- ’－－－スウシ゛シュトク
- ＠ＭＮＧＥＴ
- Ｎ＝０：ＮＣ＝０
- ’－－－
- ＠ＭＮＬＯＯＰ
- ＧＯＳＵＢ ＠ＭＮＣＨＫ
- ＩＦ Ｒ＝＝ＦＡＬＳＥ ＴＨＥＮ ＠ＭＮＥＸＩＴ
- Ｎ＝Ｎ＊１０＋（Ｃ－ＡＳＣ（”０”））
- ’－－－ツキ゛ヘススメル
- Ｉ＝Ｉ＋１
- ＩＦ Ｉ！＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＳ） ＴＨＥＮ ＠ＭＮＳＫＩＰ
- ＩＦ ＭＬＯＯＰ＝＝ＦＡＬＳＥ ＴＨＥＮ ＲＥＴＵＲＮ
- Ｉ＝０
- ＠ＭＮＳＫＩＰ
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＩ）＝Ｉ
- ＮＣ＝ＮＣ＋１
- ＧＯＴＯ ＠ＭＮＬＯＯＰ
- ’－－－
- ＠ＭＮＥＸＩＴ
- ＩＦ ＮＣ ＴＨＥＮ ＲＥＴＵＲＮ
- Ｃ＄＝”ＮＵＭ”
- ＧＯＴＯ ＠ＭＣＥＲＲ
- ’－－－ツキ゛ハスウシ゛カ？
- ＠ＭＮＣＨＫ
- Ｉ＝ＣＨ（Ｔ，＿ＭＩ）
- Ｃ＝ＡＳＣ（ＭＩＤ＄（ＭＭＬ＄（Ｔ），Ｉ，１））
- Ｒ＝Ｃ＞＝ＡＳＣ（”０”） ＡＮＤ Ｃ＜＝ＡＳＣ（”９”）
- ＲＥＴＵＲＮ
- ’┌───────┐
- ’│ＭＭＬショキカ│
- ’└───────┘
- ＠ＭＭＬＲＥＳＥＴ
- ＲＥＳＴＯＲＥ ＠ＭＭＬＲＥＳＥＴ
- ＩＦ ＴＲＭＡＸ＞８ ＴＨＥＮ ＴＲＭＡＸ＝８
- ’－－－ナカ゛サ（３２，１６，８，４，２，１）
- ＤＩＭ ＭＬＥＮ（６）
- Ｌ＝３
- ＦＯＲ Ｉ＝０ ＴＯ ５
- ＭＬＥＮ（Ｉ）＝Ｌ
- Ｌ＝Ｌ＊２
- ＮＥＸＴ
- ＿Ｌ３２＝０
- ＿Ｌ１６＝１
- ＿Ｌ８＝２
- ＿Ｌ４＝３
- ＿Ｌ２＝４
- ＿Ｌ１＝５
- ’－－－ハンオンノナカ゛サ
- ＭＰＬＥＮ＝ＦＬＯＯＲ（４０９６／１２）
- ’－－－セ゛ンタイノヨウソ
- ＭＬＯＯＰ＝ＴＲＵＥ
- ＭＴＥＭＰＯ＝１２０
- ＭＴＭＰＣＮＴ＝０
- ’－－－ノ－トヨウ（ＡＢＣＤＥＦＧ）
- ＤＩＭ ＭＮＯＴＥ（７）
- ＤＡＴＡ ９，１１，０，２，４，５，７
- ＦＯＲ Ｉ＝０ ＴＯ ６
- ＲＥＡＤ ＭＮＯＴＥ（Ｉ）
- ＮＥＸＴ
- ’－－－エンソウヨウノワ－クテイキ゛
- ＿ＭＬ＝０：’ナカ゛サ
- ＿ＭＯ＝１：’オクタ－フ゛
- ＿ＭＮ＝２：’オンテイ
- ＿ＭＫ＝３：’キ－
- ＿ＭＶ＝４：’ホ゛リュ－ム
- ＿ＭＰ＝５：’ハ゜ンホ゜ット
- ＿ＭＳ＝６：’サイス゛
- ＿ＭＸ＝７：’オンショク
- ＿ＭＬＣ＝８：’ナカ゛サカウンタ
- ＿ＭＩ＝９：’オフセット
- ＿ＭＭＡＸ＝１０
- ＤＩＭ ＭＭＬ＄（ＭＭＬＴＲ）
- ＤＩＭ ＣＨ（ＭＭＬＴＲ，＿ＭＭＡＸ）
- ’－－－ワ－クリセット
- ＦＯＲ Ｔ＝０ ＴＯ ＴＲ－１
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＳ）＝０
- ＮＥＸＴ
- ＲＥＴＵＲＮ
- ’┌───────┐
- ’│ＭＭＬセッテイ│
- ’└───────┘
- ＠ＭＭＬＳＥＴ
- ＦＯＲ Ｔ＝０ ＴＯ ＭＭＬＴＲ－１
- ＲＥＡＤ ＭＭＬ＄（Ｔ）
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＳ）＝ＬＥＮ（ＭＭＬ＄（Ｔ））
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＬ）＝ＭＬＥＮ（＿Ｌ４）
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＬＣ）＝０
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＯ）＝２
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＮ）＝０
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＫ）＝０
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＶ）＝１００
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＰ）＝６４
- ＣＨ（Ｔ，＿ＭＸ）＝１６＋Ｔ
- ＮＥＸＴ
- ＲＥＴＵＲＮ
